People ProfilesJuly 31, 2023

官野一彦のIFWE日記:第12回 国立障害者リハビリテーションセンター研究所との取組み

一人では競技は出来ず、沢山の協力者あって挑戦できています。ダッソー・システムズのバリューである『情熱』『学び』『協力』『挑戦』を体現していきたいと思います。
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Avatar 官野一彦 (Kazuhiko Kan’no)

ダッソー・システムズでは、社員に対して「IFWE(もし◯◯ができたならば)、世の中をこのように変えられるのではー」という4つの価値基準(コア・バリュー)を掲げています。 お客様の課題解決であれ社会に関わる取り組みであれ、これらの価値基準をもとに自らに問いかけ、チームを作り、アイデアを形にしていきます。 この「IFWE日記」シリーズでは、パラアスリートとして車いす競技で活躍し、起業家としても活動する当社の社員、官野一彦(かんの・かずひこ)が、どのようにこの4つの価値基準を体現しているか、ブログ形式でお伝えしていきます。

こんにちは。官野です。ヨーロッパ、アメリカの大きなレースが終わり、反省点や、マシンの調整、データ解析といった多角的な形で競技にアプローチをかけて競技の向上をさせていこうと思っています。

まず、埼玉県所沢市にある国立障害者リハビリテーションセンター研究所で身体にセンサーを付けて測定を行ってきました。新しい自転車が届き、セッティングを変え、新旧自転車と筋力や可動域にどのような違いがあるのか、また、より競技力を上げるためにはどうしたらいいのかを調べるためです。今後データを取っていく中でトレーニング内容や、自転車のセッティングを色々試しながら活動していきます。

このように、一人では競技は出来ず、沢山の協力者あって挑戦できています。ダッソー・システムズのバリューである『情熱』『学び』『協力』『挑戦』を体現していきたいと思います。

次回は8月末からフランスで3レース。スペインで2レースがあります。新しい自転車でより良いパフォーマンスを出せるよう挑戦していきたいと思います。

パラサイクリングとは

パラサイクリングは、1984年のニューヨーク・アイレスベリーパラリンピックにてロードが正式競技となり、1996年のアトランタパラリンピックにてトラックも正式競技となりました。視覚障害と運動機能障害の選手が出場する種目で、障害のクラスに応じて使用する自転車が異なり、通常の2輪自転車、3輪の自転車、手でペダルをこぐハンドサイクル、視覚障害の2人乗りタンデムの4種類があります。

<官野一彦のIFWE日記 バックナンバー>

官野一彦のIFWE日記:第11回 アラバマ州での遠征を終えて ~コミュニティの力が1つになれば手を取り合ってゴールを目指せる~

官野一彦のIFWE日記:第10回 ヨーロッパ遠征~学ぼうとする情熱が創造性を高め未来への懸け橋となる~

官野一彦のIFWE日記:第9回 周りに感謝し、手を取り合って前に進む

官野一彦のIFWE日記:第8回 濃霧で視界が悪い中での挑戦 | 米国テキサス州遠征での学び

官野一彦のIFWE日記:第7回 米国フロリダ州遠征での学び

官野一彦のIFWE日記:第6回 トレーニング場所を巡る葛藤、米国での驚き、そしてユニバーサルジムの設立へ

官野一彦のIFWE日記:第5回 不貞腐れていた時期、気付き、そして恩送り

官野一彦のIFWE日記:第4回 シドニー以前と以後  挑戦と成長のサイクルを信じる

官野一彦のIFWE日記:第3回 五輪金メダル獲得に向けて・・・コミュニティと一緒に歩んだオリンピックロード

官野一彦のIFWE日記:第2回 海難事故、代表選考からの落選・・・困難を乗り越えてパラ五輪メダルで得たもの

官野一彦のIFWE日記:第1回 ”四足”のわらじでパラアスリートを支援 パラ五輪メダリスト・起業家 官野一彦

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