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サステナビリティNovember 5, 2021

【SDGsとデジタル化の掛け算】8: SDGs時代のビジョン策定支援サービス

今回はDELMIAブランドで提供している業務改革・改善サービスについて3つのポイントをご紹介します。
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Avatar 立田 新 (Arata Tatsuta)

ダッソー・システムズでサプライチェーン・生産技術・生産管理・製造実行領域(DELMIA製品)でコンサルタントをしている立田です。

このシリーズでは持続可能な世界創り(SDGs)を見据えた社会の変化やそれを支える当社の理念経営、ビジョン・テクノロジー、サービスなどについて語ってきましたが今回で最終回となります。

今回は当社のDELMIAブランドで提供している業務改革・改善サービスについて3つのポイントを紹介します。

©Arata Tatsuta

特にサービスの一つであるSDGs時代のビジョン策定支援サービス(Vision Workshop)については詳しく紹介します。

まず1つ目のポイントです。

当社はソフトウェア会社として知られていますが、ソフトウェアの開発・導入・保守だけではなく、お客様の戦略に合わせて業務改革・改善支援サービスも提供しています。この業務改革・改善支援サービスはお客様の現状を調査、あるべき姿を策定、それを実現するための方法とロードマップを提案する活動です。お客様の状況に合わせて内容や範囲、成果物などは異なりますが、下記は当社がサプライチェーン・生産技術・生産管理・製造実行の領域で提供している業務改革・改善支援サービスの全体像の例です。

この図では横軸は時間軸で左から右にかけてお客様が取り組みを実行していく際の流れを表しています。縦軸にはよくある課題とサービスを記載しています。それぞれ簡単に紹介します。

まず戦略立案時です。よくある課題としては「ありたい姿がイメージできない」です。経営目標・戦略を決めて目指す方向が定まっても目標に到達した時にどういった姿(組織能力や業務プロセス、それを支える仕組み)になっていたいのかをイメージしきれないというお悩みを聞きます。そういった課題をお持ちのお客様にはありたい姿(ビジョン)の策定を支援するサービスとして、Vision Workshopを提供しています。このワークショップではお客様を取り巻く外部環境の変化を捉え、経営目標・戦略をインプットとして、企業の長期的なあるべき姿(ビジョン)を具体的に策定する(ビジュアル化)活動です。

次に企画時です。よくある課題としては「スマートファクトリーで何を実現するか分からない」などです。「スマートファクトリー」や「IoT」など様々なバズワードに関連する取り組みが立ち上がっていますが、何を目的に取り組むのか?どういった課題を解決するのか?どこから手を付けるべきか?など悩んでいるるというお声をよく聞きます。そういった課題をお持ちのお客様には、現状の業務やITを調査、簡易に成熟度を分析することで課題を解決する取り組みを提言、取組みの優先度付けを支援するサービス(DELMIA Maturity Assessment)を提供しています。

次は基本構想時です。よくある課題としては「投資採算を求められている」などがあります。どんなにコンセプトが優れている取り組みや新規性の高い取り組みであっても、投資には採算が求められます。採算性だけが投資基準にされることはほぼないと思いますが、投資金額が回収できるのはもちろんのこと、複数の投資案の中でも費用対効果の高い取り組みが選ばれやすくなるのはどの会社でも同じかと思います。そういった課題をお持ちのお客様には、現状の業務やITを調査、現状の課題を分析、ITソリューションを導入することによるあるべき姿と導入ロードマップを定義、あるべき姿を実現することによる費用対効果の算出をするサービス(DELMIA Value Definition)を提供しています。

次は(導入)計画立案時です。よくある課題としては「どこから始めたら良いか分からない」、「導入期間の妥当性が分からない」などです。特に新規性の高い取り組みや複数の領域をまたぐ取り組みの場合、どの領域から開始すれば良いか、プロジェクト期間が本当に妥当なのかが判断しにくいことがあります。そういった課題をお持ちのお客様にはプロジェクトの目的や要件に基づいて導入の範囲や順番、工数などの実現性・妥当性などを確認するサービス(Process Value Mapping)を提供しています。

次は導入時です。ここはITソリューションの導入サービスで業務改革・改善サービスと別枠のため説明を省きます。

最後は定着時です。これはITソリューションを導入して、エンドユーザー様が安定的に利用できるようになっている時期を意味しています。よくある課題としては「投資効果を求められる」です。投資をしてITソリューションを導入した後、想定していた効果が得られているかを求められます。そういった課題をお持ちのお客様には導入後の効果を測定して、推奨される取り組みを提案するサービス(DELMIA Performance Review)を提供しています。

次に2つ目のポイントです。

上記は当社がサプライチェーン・生産技術・生産管理・製造実行の領域で提供しているサービスの例ですが、それ以外にもこうしたサービスを提供することができます。また、当社は世界各地に拠点・専門家がおり、ほとんどの国・地域でこのサービスの提供が可能です。

最後に3つ目のポイントです。

さきほど当社はありたい姿(ビジョン)の策定を支援するサービスとして、Vision Workshopを提供していると紹介しました。第7回に紹介した通り、SDGsの時代には新しい組織能力が求められています。

©Arata Tatsuta

このVision Workshopでは現行の組織能力だけではなく、企業に求められる業務プロセスやそれを支える仕組みをファシリテーション形式で具現化していきます。このワークショップには経営企画やマーケティング、営業、開発、製造、調達、保守など様々な部門の代表者に参加頂き、当社が一部プレゼンテーション・デモンストレーション、残りはファシリテーション形式で実施します。

下記はサンプルのアジェンダとなりますが3日で構成をさせて頂いております。

※サンプルアジェンダのDXはデジタルトランスフォーメーションを意味します。

通常は当社の会議室・デモルームなどに集まり、直面でのみ実施させて頂いておりますがコロナ禍の現在はお客様及び当社のコロナ対応方針やワークショップの有効性などを考慮して実施形態は要相談とさせていただいております。

ワークショップ用会議室© Dassault Systèmes
ビジョンデモンストレーション体験室© Dassault Systèmes

ご興味のある方はダッソー・システムズのウェブサイトから問い合わせください。

この第8回を持って、「SDGsとデジタル化の掛け算」シリーズは終了となります。

持続可能な世界創りに向けて当社も皆様とともに歩んでいけたらと思っております。

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