ダッソー・システムズ株式会社には多種多様な職種があり、それらが協業することによって新しいビジネスを生み出しています。ここでは各職種の基本的な業務内容と仕事の進み方を紹介します。今回はGabriel PICHONさんにインタビューし、Industry Consultantの仕事について話を伺いました。
―大学での専攻や研究テーマは何ですか?
「私は大学では航空宇宙工学を専攻していました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のあるラボに所属して、ロケット空力音響学を研究していました。」
― Industry Consultantの仕事について教えてください。
「私はSIMULIA ブランドのIndustry Consultantとして働いています。自動車・輸送機械・モビリティ業界以外のすべての業界のお客様を担当しています。実世界のパフォーマンスを改善する流体シミュレーション・ポートフォリオ(XFlow)の強化と拡大に取り組んでおり、幅広いインダストリー・プロセスに対応する、エンドツーエンドのソリューションをお客様に提供します。」
―これまでのキャリアを教えてください。
「最初に、私は日本のメーカーで働き始め、構造、マルチボディ、流体のシミュレーションの仕事に4年間携わっていました。設計から製造まで各プロセスに関連する技術全般を身に着けた後に、私はダッソー・システムズに入社し、得意なシミュレーション分野に絞り、前より専門性がさらに高い仕事を多く担当しています。その中で、私は特に日本の中小企業のお客様を中心に支えています。」
―担当しているプロジェクトについて教えてください。
「現在主に担当しているプロジェクトは7つです。各プロジェクトの期間は2-3か月間です。その中で、5つのプロジェクトは提案と導入前の段階で、私たちのソリューションとは何か、それがどのように役立つかをお客様に示します。その後にお客様がこのITサービスを使える環境を作るための段階に移行します。」
―所属するチーム構成について教えてください。
「私の所属するチームはローカルとグローバルの両方があります。私のお客様で関係するチーム構成は、ローカルメンバーがほとんどです。XFlow関連の仕事はグローバルで行っています。時々シンガポールへ出張したり、海外のお客様向けのトレーニングなどを行ったりしています。」
―他部署のメンバーとはどのように連携していますか?
「営業の社員と一緒にお客様を訪問し、どういったソリューションがお客様のビジネス変革に有用かを技術的な側面からサポートします。また、必要な技術要件を明らかにし、海外拠点のR&D(研究開発職)の社員と協力して、より良いソリューションを作り上げます。」
―仕事のやりがいについて教えてください。
「世界を変える手助けをする仕事にやりがいを感じています。 ダッソー・システムズのソリューションをどうやってお客様の課題解決に使ってもらうのか考えて、世の中に大きな影響を与えて現状を改善していくことがこの仕事を好きな理由です。」
―このポジションで求められるスキルや知識について教えてください。
「新しい作業環境に置かれる時には様々なバックグラウンドを持っている人々と仕事をする心構えが重要です。また、お客様の課題解決に適切なソリューションを提供するために、各種の先端テクノロジーの最新動向をフォローして、それぞれの技術を統合する必要があります。」
―最後に、なりたい人物像を教えてください。
「イーロン・マスクです。彼は固定観念に囚われず、独創的なアイデアを持ち、現状へのチャレンジを続けています。よく何もないところからそれを思いついたなと感嘆してしまうほどの想像力・発想力、さらにはそれを実現してしまう行動力は他に類を見ないです。ですから、私は彼の世界をつくり変える夢と、それを現実にする実現力に惹かれます。」
―ありがとうございました。