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Company NewsAugust 19, 2026

遠隔協働はここまで来た──IOWNが拓くバーチャルツインの新常識[イベントレポート]

NTTの次世代ネットワークIOWN®(アイオン)とダッソー・システムズの3DEXPERIENCE®の融合が織りなす次世代のものづくりについて、先日開催されたイベント「DEEP DIVE|IOWNで、“距離”の制約はなくなるのか?」の内容をもとに解説します。
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Avatarダッソー・システムズ株式会社

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2026年7月29日(水)、NTTドコモビジネスのOPEN HUBが主催するイベント「DEEP DIVE|IOWNで、“距離”の制約はなくなるのか?— 遠隔協働・デジタルツインが変える、次世代の製造/設計現場 —」が開催されました。本イベントでは、製造業・設計開発に携わる多くの企業の方々が参加する中、次世代ネットワーク「IOWN APN」とダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを組み合わせた最新の遠隔協働ユースケースが紹介され、バーチャルツインが「モデル」だけではなく、リアルタイムにつながるインフラとともに新たな価値を発揮することが示されました。IOWNとバーチャルツインの連携により、遠隔協働やAI活用がより現実的なものとなり、産業変革が加速しつつあります。

本ブログでは、この両社の協業がもたらす5つの産業変革について、イベント内容をもとに解説していきます。

1.バーチャルツインは「モデル」だけでは完成しない──リアルタイム接続が鍵

従来、デジタルツインは3D CADやシミュレーションといった“モデル”の高度化に注目が集まりがちでしたが、真に価値を生むバーチャルツインは、モデル単体では成立しません。CAD、PLM、IoT、AIなど、ものづくりに関わる膨大なデータをリアルタイムに接続し、現実世界と同期しながら動くことが不可欠です。

この「リアルタイムにつながる」基盤を支えるのが、IOWN APNの広帯域・低遅延 通信です。3DEXPERIENCEプラットフォーム上で構成されるバーチャルツインでは、高精度な3Dモデルやシミュレーションが融合され、設計・製造・運用のすべてを横断し、企業の意思決定を支える新しいインフラへと進化します。

イベント冒頭では、IOWNがもたらす次世代ネットワークの可能性とともに、このような製造業におけるバーチャルツイン活用の全体像が紹介されました。

2.「遠隔協働」が現実的に──IOWNが「距離」の制約を解放

第1部では、NTTドコモビジネス イノベーションセンター IOWN推進室 担当課長の羽石 正則氏が登壇し、製造業・設計開発の現場で長年課題となってきた「距離の制約」を、IOWNがどのように解放し得るのかについて解説しました。

製造業では、数GB〜数十GBにも及ぶCADやPLMなどの設計データを扱うため、拠点間での共同作業には常に物理的な制約が存在してきました。巨大ファイルの送受信や結合作業、レビューのための出張など、距離に起因する非効率は避けられないものでした。

IOWN APNは、広帯域・低遅延という特性を備え、離れた拠点間でも大容量の設計データを円滑に共有しながら、リアルタイムな協働設計・検証を可能にします。こうした効果はPoC(概念実証)でも確認されており、遠隔地間で設計データを共有しながら、距離による知覚的な遅延を感じることなく協働できることが実証されています。

これにより、従来のように設計レビューのために出張したり、巨大ファイルを結合したりする必要はなくなり、場所にとらわれない新しい働き方が現実のものとなります。IOWNは、単なる通信インフラの進化ではなく、製造業の働き方そのものを変革する基盤として期待されています。

3.AI時代の競争力は「産業AI」を支える産業向け世界モデルで決まる

第2部では、当社パートナーで自動車・輸送機械・モビリティ業界担当の飯田 浩二氏が登壇し、AI時代における競争力の源泉が「産業AI」を支える産業向け世界モデルにあることを解説しました。

産業AIは、単なるテキスト生成や画像生成とは異なり、正確な3Dモデル、BOM(部品表)、シミュレーションデータといった科学に基づいた信頼できる情報の上で初めて成立します。 これらを統合した「産業向け世界モデル」によって、AIは現実世界に適用可能な予測・最適化・自動化を実現し、製造業の生産性や品質向上に直結する価値を生み出します。

これにより、設計・製造・運用の各プロセスがデータで連続的につながり、企業全体の意思決定がより迅速かつ精度高く行える未来像が描かれます。これは、IOWNが実現するリアルタイム接続と補完し合うことで、産業全体の変革を加速させる重要な要素となります。

4.パートナーシップの本質は「技術」ではなく「産業変革」

NTTドコモビジネスとダッソー・システムズの協業は、通信技術とソフトウェアを組み合わせるだけの取り組みではありません。両社が共有しているのは、産業AIで未来を実現するという共通のビジョンです。IOWNと3DEXPERIENCEが補完し合うことで、製造業だけでなく、半導体、ライフサイエンス、都市インフラへと変革の領域が広がっています。このパートナーシップの本質は、個別の技術連携ではなく、「産業の未来像」を共有しているからこそ真の変革が起きるという点にあります。

5.バーチャルツインは「設計」だけではない──産業全体をつなぐプラットフォームへ

バーチャルツインは、製品や設計プロセスをバーチャル世界で再現するためだけの仕組みにとどまりません。ダッソー・システムズが提唱する3D UNIV+RSES(3Dユニバース)の世界観では、製品・工場・サプライチェーン・都市インフラまでが連続したバーチャル空間としてつながり、産業全体を俯瞰できる新しい基盤が形成されます。IOWNと3DEXPERIENCEが融合することで、この広がりはさらに加速し、リアルとバーチャルが常時同期する産業インフラへと進化します。

イベントで見えた、IOWN×3DEXPERIENCEの融合が織りなす次世代のものづくりとは

バーチャルツインの真価は「つながる」ことで発揮されます。 IOWN×3DEXPERIENCEの協業は、遠隔協働、AI活用、産業変革を現実のものとし、企業の枠を超えた新しい価値創出を支える取り組みへと発展しています。

イベントでは、IOWN APNとバーチャルツインを活用したリアルタイム3DCAD共同編集を体感いただけるライブデモやQ&Aセッションも行われ、来場者からは大きな関心が寄せられました。

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本イベントの見逃し配信が、NTTドコモビジネスOPEN HUB(外部サイト)にて公開されています(要会員登録)。ぜひご視聴ください。
※一部公開対象外のセッションがございます

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