新素材を効率的且つスピーディーに開発・商品化するために、製造業と同様プロセス産業においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みがカギとなります。
昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が統合して2023年1月に新たな社名でスタートを切った国内大手化学メーカーのレゾナック。新規材料を研究開発し市場投入するため、研究開発部門では実験データを共有することが不可欠です。しかし、実験の記録方法の不統一による情報散逸や情報損失、異動や退職による技術/ノウハウの非継承という問題を抱えていらっしゃいました。
この課題に取り組むべく、レゾナックは電子実験ノート(BIOVIA Notebook)とデータサイエンスプラットフォーム(BIOVIA Pipeline Pilot)を活用し、実験データの一元管理、ダークデータの解消、データの活用を推進しています。これにより、今では実験に要する期間を1/3に短縮した事例が出ています。
社内でどのようにそれらを利用拡大し、定着化されたのかを中心にお話しいただきましたので、ぜひ記事をご覧ください。
■事例記事 電子実験ノートの浸透で加速するレゾナックのマテリアルズ・インフォマティクス https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2305/24/news005.html
※ダークデータ 一度使われた後に二度と活用されない実験データ
転載元:MONOist MONOist 2023年05月24日掲載記事より転載 本記事はMONOistより許諾を得て掲載しています。