1. 3DS Blog
  2. トピック
  3. People Profiles
  4. 大阪・関西万博で、京都女子大学・京都女子高校ジェンダーワークショップに参加しました!

People ProfilesSeptember 17, 2025

大阪・関西万博で、京都女子大学・京都女子高校ジェンダーワークショップに参加しました!

大阪・関西万博のウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartierにて開催された朝日新聞社主催「らしさをつよさに未来をひらく 京都女子大学・京都女子高校ジェンダーワークショップ」に、当社人事本部長のミルハウス邦子が参加しました。
header
Avatar山口 令奈 (Reina Yamaguchi)

見出し

先日、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)のウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartierにて開催された朝日新聞社主催「らしさをつよさに未来をひらく 京都女子大学・京都女子高校ジェンダーワークショップ」にて、ダッソー・システムズ株式会社 執行役員人事本部 本部長のミルハウス邦子がパネルディスカッションに参加しました。

大阪・関西万博 ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartierのエントランスにて:ダッソー・システムズ株式会社 執行役員人事本部 本部長 ミルハウス邦子

ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartierは「When women thrive, humanity thrives ~ともに生き、ともに輝く未来へ~」をコンセプトに掲げ、すべての人が尊重され、能力を発揮できる世界の実現を目指す場です。

朝日新聞社は2020年4月に「ジェンダー平等宣言」を発表し、報道・事業の両面で多様な人材が活躍できる環境づくりを進めています。今回のイベントは、その理念を反映し、京都女子大学・京都女子高校の学生や生徒たち自身がワークショップを企画・運営する取り組みとして実施されました。学生や生徒の自主性を重んじ、未来を切り拓く経験を提供するこの企画は、非常に意義深いものといえます。(参考リンク:ジェンダー格差無くすには 京都女子高・大生ら、万博で議論 [大阪・関西万博2025]:朝日新聞

第1部:京都女子大学・京都女子高校の学生や生徒によるプレゼンテーション発表

イベント第1部では、京都女子大学・京都女子高校の学生や生徒が数グループに分かれ、イベントまでの半年間にわたり授業の枠を超えて取り組んできた研究を発表しました。統計データやアンケート、ヒアリング、絵本制作やアプリ開発といった多彩な手法を駆使し、現代社会におけるジェンダー課題や未来のあり方について具体的な提案を示しました。

自分自身の心に潜む偏見に気づく。

ジェンダーに関する先進的な取り組みをしている国や地域から学ぶ。

仲間とコミュニティをつくり、主体的に活動できる環境を育む。

業界で活躍しているロールモデルを示し、ステレオタイプを解消する。

自分の夢について考え、声に出して宣言する。

自分を枠に閉じ込めない、その姿勢が生きやすい社会への第一歩となる。

学生や生徒たちの力強くまっすぐな声が、参加者の心に響きました。

2部:パネルディスカッション「ジェンダーギャップのない社会へ」

第2部では、京都女子大学の竹安栄子学長をコーディネーターに、学生や生徒、朝日新聞社の杢田光記者、そして当社人事本部長のミルハウス邦子が、ジェンダーギャップのない未来に向け何ができるか、ジェンダー平等に向けた課題と展望をふまえて学生や生徒たちと意見を交わしました。

京都女子大学 竹安栄子学長

パネルディスカッションの中でミルハウスは、自身のキャリアを振り返りながら、次のように語りました。

・キャリア選択における課題

性別で選択肢を制限されることを避け、自由にキャリアを築きたいと考えたミルハウスは外資系企業を選びました。その背景には「日本企業はこう、外資はこう」といった無意識のバイアスが自身にもあったのかもしれません。こうした経験を振り返りながら、ミルハウスは学生や生徒たちに「社会や周囲の価値観でなく、自分の意思で道を選ぶことが大切である」と伝えました。

・進学時の迷いと学び

ミルハウスは学生時代に理系が得意であったものの、当時は理系進学による職業イメージを描きにくかったこともあり、最終的に文系を選んだという自身の経験を紹介しました。学部選択と将来的なキャリアの選択肢をより分かりやすく可視化する仕組みが整えば、学生や生徒が自信を持って多様な進路を選べるようになると指摘しました。

・女子校教育の強み

ミルハウス自身も中高大を女子校で学んだ経験から、ジェンダーにとらわれず、価値観や個性を基準に仲間や自分自身と向き合えたことが大きな財産であると振り返ります。学校行事でも、企画から実行まで主体的に挑戦し、仲間と力を合わせて成し遂げる経験を積んできました。こうした環境は、一人ひとりの可能性を広げ、自信とリーダーシップを育む基盤となったと語りました。

・社会に出たときに活躍するために「今」できること

社会に出たとき、最初からやりたいことが明確な人は多くありません。だからこそ学生時代には「今やりたいこと」に挑戦し、さまざまな経験を積んでください。将来、ふと立ち止まって「自分は、本当は何をしたいのだろう」と考える瞬間が訪れたとき、その経験が自分を導いてくれます。より広い選択肢から人生を選べる社会になった今、何を選ぶのかはあなた次第です。自分が選んだ道を信じ、たとえ周囲に異なる意見を言われても、自分を支えてあげられる強さを育んでください。

こうして学生や生徒たちに、未来を主体的に切り拓くためのエールを送りました。

Expo ミルハウス邦子
ダッソー・システムズ株式会社 執行役員人事本部 本部長 ミルハウス邦子

京都女子大学は2025年7月1日に「女子大学宣言」を発表し、性差にとらわれず一人ひとりが対等な関係のなかで学び合う環境づくりの意義を明確にしています。また2023年9月、ダッソー・システムズは京都女子大学と包括的な協定を締結し、ジェンダー平等や多様な人材育成を含む幅広い分野で協力を進め、未来を担う学生や生徒たちの成長を支援しています。

未来のキャリアは一つの正解に縛られるものではなく、挑戦の積み重ねによって切り拓かれていくものです。当社はこれからも多様性を尊重し、社会に変革をもたらす人材の育成を支えてまいります。

読者登録はこちら

ブログの更新情報を毎月お届けします

読者登録

読者登録はこちら