ダッソー・システムズ株式会社(以下、ダッソー・システムズ)は、6月21日(金)にANAインターコンチネンタルホテル東京にて、年次カンファレンス『3DEXPERIENCE CONFERENCE Japan 2024』を開催しました。テーマと名称を変えながらも、25年以上に渡り開催して参りました本イベントですが、今年は「持続可能な未来を切り開くバーチャルツイン・エクスペリエンス」をテーマに、3つの基調講演のほか、3DEXPERIENCEプラットフォームをはじめとする、各ソリューションの活用事例や、お客様事例など、合計57セッションが提供され、約1,200名の参加者にご来場いただきました。
ダッソー・システムズ株式会社は、今年で日本法人設立30周年という節目の年を迎えました。これまでの30年間は、私たちにとって成長と進化の連続であり、こうして節目の年が迎えられたのも、多くのお客様やパートナーの方々の支えがあったからです。本カンファレンスでは、その成果を皆様と共有し、次の30年に向けた新たな一歩を踏み出す重要な機会となりました。
基調講演では、ダッソー・システムズ株式会社 代表取締役社長のフィリップ・ゴドブがビデオ登壇しました。日本法人設立30周年の御礼と共に、引き続き日本市場におけるイノベーションとテクノロジーの良きパートナーであり続けるために、ダッソー・システムズは挑戦と進化を継続していくことを語りました。さらに、新サービス「Virtual Twin as a Service(以下、VTaaS)について紹介しました。VTaaSは、物理的なシステムやプロセスの仮想モデル(バーチャルツイン)をクラウド上で提供し、リアルタイムで管理・最適化を行うことを可能にします。ダッソー・システムズでは、今後もVTaaSを含む、お客様のデジタル変革を支援するサービスを提供し、持続可能な未来の実現のために貢献していくと説明しました。
フィリップ・ゴドブの講演に続いて、経済産業省 製造産業局 製造産業戦略企画室 ものづくり政策審議室 総括補佐の松高大喜氏より、「製造DXの要諦」と題して、製造業をめぐる現状を「ものづくり白書」を踏まえ説明し、製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性について解説しました。
三つ目の基調講演では、株式会社SUBARU エンジニアリング情報管理部 エンジニアリングIT企画第一課 PDM・BOMシステム企画1担当の村井大輔氏が、「SUBARUにおけるデジタル開発~モノづくり改革を支えるIT施策~」をテーマに、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCE プラットフォームを軸としたデジタル開発の取り組み事例を紹介し、さらに開発における現状の課題と今後の展望についても触れました。
そのほか、展示ブースではさまざまな業界別のソリューションを体験できるブースが並び、参加者のみなさまには、説明員との対話を通じて、各業界の最先端の技術と革新的なアプローチをご覧いただきました。
今回のイベントを通して、ダッソー・システムズがこれまでの30年で培ったノウハウ、設計技術やデジタル変革のヒントを、参加者のみなさまが得られる機会となれば幸いです。
日本法人設立30周年を迎えたダッソー・システムズは、今後も日本企業のデジタル変革を支え、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。