~なぜ3Dエクスペエリエンス オン ザ クラウド?~ ジェネレーティブ・デザイン
■想像の枠を超えたデザインを創造!ジェネレーティブ・デザインの魅力
過去の自分を超えたいときってありません?
セバちゃん、熱でもあるの?急に突拍子もないこと言い始めたね。
最近ちょっとランニングを始めたんですけど、どうしてもタイムが伸びないんですよね。
まっとうな話だったんだな。まあ俺は普段走ってないのでアドバイスできないけど。
いつも同じコースを走っているの?
そうですね、自宅から近くの大きな公園を通って、商店街を抜けて…
私も経験があるけど、同じコースばかり走っていると、大体あと何キロなのでペース上げ過ぎるとよくないとか、この後に坂道があるのでバテるな、とかわかってくるじゃない?何度も走るとコースがイメージでき過ぎてしまい、知らないうちに制限がかかってしまうのよね。
そういう意識はなかったですが、確かにありそうですね。大体水分補給のための自動販売機の場所って覚えていますから。
ちょっと違う気もするけど、自動販売機まで頑張ろう、みたいなことで、変な制限がかかってしまうことはあるかもね。
それって、設計の世界でも当てはまることがあったな。最近だと、「ジェネレーティブ・デザイン」っていう考え方があって、結構周りから注目されているみたい。
何ですか、それは?
ある条件を事前に設定しておくと、コンピュータが自己生成的にデザインを生み出す技術のことですよね。
デザインを人手で行うのではなく、全部コンピュータでやらせるということ?
そう。設計の世界では既存の設計ノウハウを有効に活用することが多いけど、どうしても過去の知見にとらわれてしまい、新たな価値を生み出す設計などには向かないという意見もあってね。そこで出てきた考え方がジェネレーティブ・デザインってわけ。
具体的にはどんな形で行われるんでしょうか?CATIA 3DEXPERIENCE on the Cloudでも実現しているんですか?
具体的には、設計レイアウト空間や荷重、境界条件などの要件を事前に設定しておくことで、その条件を満たした最適な設計案モデルをツール側で提示してくれるのさ。
私も見たことがありますけど、設計者の知見を超える軽量化などの設計モデルを描くことも。実際に設計の人が驚いていたことがありますよ、こんなの普通に考えていたら浮かんでこないアイデアだって。
過去の知見も大事ですけど、新たな発想を生み出してくれるジェネレーティブ・デザインという考え方も素晴らしいですね。
最近は、耐久性や柔軟性、軽量化など、設計上目標としている特性も厳しいものが要求されるし、新た価値をデザインから生み出すとなると、相当熟練した方でないと難しい。それを少しでも補ってくれるのが、CATIA 3DEXPERIENCE on the Cloudになってくるのさ。
過去の知見にとらわれないよう、全然違うコースを走ってみようかな。過去の経験に縛られることなく、タイムだけに意識するなんてこともできそう。
まあ、タイムが劇的に向上するとは限らないけど、新たな発見はあるかもね。
頑張ってみます!干からびてカラカラになれるよう、爆走します!!
ん、カラカラ?どういう意味?
ああ、マラソンだけに完走しようと。“完走”と“乾燥”をかけたんです。
お笑いセンスもジェネレーティブが必要だな。
●スミちゃん
冷静沈着にして物知り、社歴が長く製品知識も詳しい。徳島出身、普段は物静かだが、幼いころから阿波踊りに親しんでおり、祭囃子が聞こえてくると体が勝手に動きだす。年齢はシークレット。
●ユイちゃん
アニメ好きでオタク気質。気持ちは永遠の17歳、気持ちが素直なぶん、ツッコミが厳しい。本音トークを信条にしている。業界動向には精通しているものの、まだ転職して間もないため、製品知識は不足気味。
●セバちゃん
人間より牛が多いフランスの片田舎出身。鋼鉄のメンタルを持ち、得意?のジョークを飛ばしてウケないながらも周りを明るくする。いわゆる“スベり芸”の持ち主。一番の若手。
>> ユイちゃん、セバちゃん、スミちゃんが「3Dエクスペリエンスon the Cloud」を解説しています。こちらも併せて是非ご確認ください。
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第一回:WHY CLOUD 第二回:円滑なコラボレーション 第三回:First PDM 第四回:協調設計 第五回:2次元から3次元に 第六回:設計資産の再利用 第七回:DMU/キネマティクス/コンポジット/パイピング/エレクトリカル 第八回:ジェネレーティブ・デザイン 第九回:設計CAE 第十回:バーチャルリアリティ