~なぜ3Dエクスペエリエンス オン ザ クラウド?~ 設計資産の再利用
■過去のノウハウをフル活用して設計品質を高めよう!既存資産の活かし方
ああ、今日も残業かぁ。
今日も遅くまでご苦労さん。今何をしているの?
明日までにお客さんに出す提案書を作ってるんです。
結構作り込んでいるみたいだけど、そんなに時間かける必要があるの?
なかなかお客さんの心に響くような、いい提案書が作れなくて。最近だと提案書づくりのノウハウに関する本なんかも読み漁っているんですけど。どうもしっくりこないんです。
俺の場合、いつもシンプルな提案書ばかりだったなぁ。まあ、トーク中心で何とかするのが得意だったので。
このノウハウ本を見ると、「2枚の用紙にすべてを注ぎ込め!」なんて書いてあるけど、そんな簡単にいかないですよね。量より質っていったって、その質が高められないんですから。
昔俺が作った提案書ってあったかなぁ。参考になるのがあればいいけど。
そうそう、こんなのもあるけど、どう?
あれ、これって…あ!?これ、今年一番の大型案件で、競合優位の状態からひっくり返した幻の提案書じゃないですか。どうしたんです、これ?
この案件を担当しているのが私の同期でね、お願いしてもらっておいたんだ。
あ、ありがとうございます~。こういう実際に効果のあるノウハウが欲しかったんです。あざーす。
こういう提案書1つでも、しっかりと社内に共有化すべきだけどね。
おっしゃる通りで。いやー、助かりました。この提案書をうまく生かして、今からがっつり作り直します!
まあ、そんなに気張らずに。でも、ノウハウ共有ってできているようでなかなかできてないんだよな。そうそう、これって設計の領域に関しても話題になりやすい。
社内のノウハウ共有ができていないっていう話ですか?
そうだな。必要なノウハウが多岐にわたっていることもあり、結構属人化してしまうケースが多いようだ。
特に設計って、RoHS指令やREACH規則など環境規制への対応も含めて、いろんなことを知ったうえで設計を行う必要がありますもんね。過去のノウハウはとっても重要ですし。
製造業では商品がビジネスの根幹になるので、過去の知見をフル稼働して設計品質を向上させていく必要があるのは間違いない。そんなときに役立つのが、クラウドサービスとして利用できるCATIA 3DEXPERIENCE on the Cloudってわけ。
これまでの設計資産やプロジェクトで蓄積されたノウハウなんかが活用しやすくなっていますからね。っていうか、急いで提案書作らないと!
企業独自の設計思想や業界ごとの国際基準をテンプレート化することもできるので、効率よく設計できるのが大きい。そこまで機能があれば、経験の少ない設計者でも基本を押さえたうえで設計できるようになるからな。
それってすごく便利ですよね。ノウハウがツール側に組み込まれていると、例えば転職してきた人でも自社のやり方に適用した設計がすぐに実装できるようになると。
そういうことだね。せっかく積み上げたノウハウは上手に使えるようにしておかないと。
私もこの提案書のノウハウを何とか吸収して…ってあれ?これってわずか数枚の分量しかない。ま、まさか…
そうか、基本はトーク中心の提案なのか。俺と同じパターンなワケね。
それぐらいシンプルじゃないと、お客さんは読んでくれないって。
そ、それなら、トークの部分の音源が欲しい!何かトークスクリプト(営業トーク)がまとまっているやつって…
ないよ、そこは。そこはセバちゃんの経験で、さ。
それができないから困っていたのに…おお、仏さま、何とかしてください!
何で仏さま?セバちゃんなら“神さまー”ってきそうだけど。
まさに提案書のテンプレート的なものが欲しいんです。テンプレ、テンプレ・・・テンプル(寺院)みたいなね。寺は仏さまでしょ。なので。
なんだ、まだ余裕があるみたいだな。
●スミちゃん
冷静沈着にして物知り、社歴が長く製品知識も詳しい。徳島出身、普段は物静かだが、幼いころから阿波踊りに親しんでおり、祭囃子が聞こえてくると体が勝手に動きだす。年齢はシークレット。
●ユイちゃん
アニメ好きでオタク気質。気持ちは永遠の17歳、気持ちが素直なぶん、ツッコミが厳しい。本音トークを信条にしている。業界動向には精通しているものの、まだ転職して間もないため、製品知識は不足気味。
●セバちゃん
人間より牛が多いフランスの片田舎出身。鋼鉄のメンタルを持ち、得意?のジョークを飛ばしてウケないながらも周りを明るくする。いわゆる“スベり芸”の持ち主。一番の若手。
>> ユイちゃん、セバちゃん、スミちゃんが「3Dエクスペリエンスon the Cloud」を解説しています。こちらも併せて是非ご確認ください。
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第一回:WHY CLOUD 第二回:円滑なコラボレーション 第三回:First PDM 第四回:協調設計 第五回:2次元から3次元に 第六回:設計資産の再利用 第七回:DMU/キネマティクス/コンポジット/パイピング/エレクトリカル 第八回:ジェネレーティブ・デザイン 第九回:設計CAE 第十回:バーチャルリアリティ