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ManufacturingJanuary 21, 2022

製造現場のDXは「DX熟練度」に合わせた対応を! ビジネスエンジニアリング株式会社 菅原一雅さん

B-EN-Gの菅原一雅さんインタビュー。データやシステムの重要性に注目が集まっている今、製造業で必要とされる取り組みを伺いました。
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Avatar ダッソー・システムズ株式会社

2017年1月から2回シリーズで「製造品質は悪くない、在庫管理はできている、輸送は問題ない、それなのに何故余計なコストが発生するのか?」や、「日本企業と日本人の前に立ちはだかる文化という壁」というテーマでブログに登場したビジネスエンジニアリング株式会社(以下B-EN-G)の菅原一雅さん。前回シリーズでは、製造領域とサプライチェーン、更にはエンジニアリングチェーンを俯瞰し、経営層のデータと製造領域のデータを管理するための垂直統合の必要性についてわかりやすく説明していただきました。数年が経ち、デジタルトランスフォーメーションという言葉も登場し、データやシステムの重要性に注目が集まっています。では、今、製造業ではどういった取り組みが必要とされているのか、改めて菅原さんにインタビューしてみました。

デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation・略称DX)は、ウメオ大学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱した概念で、日本でも数年前からようやく広く製造業の経営層の方々にも言葉だけは広く浸透してきています。

しかし、「戦略的にDXを活用していきたい」と考えるものの、「単純にペーパレス化すること」だけで精一杯という会社や、「各種KPI(指標)を設定して、現場の変化・業務をデジタル処理したい」といった会社など、その対応レベルは各企業でマチマチな状況です。

B-EN-Gの営業2部長菅原一雅さんは、「デジタルトランスフォーメーション(DX)は各企業の現在の立ち位置や、ビジネスのスキームの変化状況により、各社で対応が異なるのに、自社の立ち位置を把握しないまま、DX化の取り組みの掛け声だけが先行して、自社の立ち位置に合わないシステムを検討していたり、試行錯誤で上手くいかず、立ち止まってしまってしまったりしている企業が近年散見される」と言います。

加えて「往々にして自社の立ち位置に合ったシステム選定・構築がされていないことがある」とのこと。どういうことか、詳しく聞いてみました。

「デジタルトランスフォーメーション(DX)は、各企業の立ち位置、言い換えれば「DXに対する熟練度」によって、道具の使い方が変わってくると考えています。

まず自社の製造現場の基礎的な実績情報をほぼリアルタイムに取得できていない会社には、インフラとしての製造実行管理システム(MES:Manufacturing Execution System)及び自動・半自動でのデータ収集の仕組み(各種センサー・製造設備との連携等)が必要です。

これが第1歩となり、次に各工程間のデータを紐づきで原材料から完成品まで見える『トレーサビリティ』の仕組みを持つのが第2歩。そこでようやくある程度のデータが集まってきて、KPI・指標を設定して見ていくと『さらに足りないデータ(要因)が何か』が分かってくるのが、第3歩。このあたりでようやく、『匠の技の気づき』をDXにおいて、データで裏付け・解析ができるようになります。

そして最終目標は、その匠の技に関して『暗黙知の知財化』になっていくと、弊社では考えています。」(菅原さん)

さらに、B-EN-Gでは、第1歩を踏み出すためのインフラとしての製造実行管理(MES)と、さらには物流実行管理(LES:Logistics Execution System )の機能を併せ持つ、ダッソー・システムズの実行管理システム『DELMIA Apriso』の真の有効性を世の中に広く知ってもらおうと、紹介動画を作成したとのことです。

製造情報のリアルタイム把握からDX推進まで、『DELMIA Apriso』 の果たす役割を知りたいと思われる方は、一度視聴されてはいかがでしょうか?

動画視聴は下記ページにて、記名なしでご覧いただけます。

https://info.b-en-g.co.jp/webinar/apriso/video_01

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